フリーランスの単価の決め方って?
単価の交渉などの場面で重要なのが、クライアントが全部理解しているとは限らないと肝に銘じることです。依頼している仕事の内容と工数をクライアントが把握しているとは限らないからですね。例えば、ある企業の採用活動をWEBマーケティングのフリーランスとして請け負ったとしましょう。資料もなにもないところから採用に使うランディングページを作ることはとても大変ですよね。クライアントにすぐに作って公開して!といわれても、コンテンツの内容を考えて、場合によっては先輩社員のインタビューや募集要項の整理、ワイヤーフレームを作ってデザインをしてと、作業内容がたくさんあります。でも、その作業内容をクライアントがすべて把握しているとは限らないのです。採用のランディングページを作るという一言の中に、これだけの作業が必要だとわかってもらう必要がありますよ。その上で工数に見合った金額を提示しなければなりません。ここがお互いに噛み合っていないと、「こんなに仕事をしたのに、報酬はこれだけ?」といった事態になりかねません。そうなってしまうと、なんのために仕事をしているのかわからないし、仕事のモチベーションも維持できないですよね。
単価を決めかねているのであれば、直接クライアントに予算を聞いてみるのも手です。ストレートに聞いても悪いことではありません。お金の話は後になればなるだけトラブルに発展します。最初からストレートに話しておくとトラブルを回避できます。もし、予算があまりにも低いようであればちゃんと交渉して、最低限欲しい金額を伝えましょう。いわれるがまま安く買い叩かれるようなことは避けなくてはなりません。こちらも生活があるのですからね。断りづらい相手であれば、あえて高い金額を提示して相手から断ってもらう方法もありますよ。
予算を聞くなんて失礼!と思っている人もいるかもしれませんね。特にエンジニアの人は、お金の話だとか、予算だとかの話は苦手なのではないでしょうか。しかし、クライアントに予算を聞くのは失礼なことではないですし、フランクに教えてくれる担当の方もたくさんいますよ。なので、思い切って予算を聞きましょう!営業経験がある人は特に難しいことじゃないですよね。相手の予算を知らずに見当違いの金額を提示してしまっては相手の時間も無駄にしてしまいます。フリーランスをはじめたばかりで値付けにまだ自信がない人は、まずは予算を聞いてみて、それをベースに値付けする方法が安心だと思います。