単価は絶対下げてはいけない!

単価は絶対下げてはいけない!

単価を下げるくらいなら仕事を断るべき!

こなせる仕事量には限界がある

なぜ、単価を下げるくらいなら仕事を断るべきかというと、フリーランスだと仕事量に限界があるからです。そもそも仕事をするのは自分自身(一人分)しかいないからです。もし、他に従業員がいるのであれば、他の人で仕事量をカバーしたりと会社全体で利益を出すことは可能かもしれませんが、従業員が自分一人しかいないフリーランスは、単価を下げてまで仕事を請け負ったとしてもキャパ以上の仕事をこなすことができるわけではないので、結局は全体の売上が下がってしまいます。また、単価というのは一度請けてしまうと次の仕事にも影響してきます。同じクライアントには、次も同じ単価で請けなければならなくなってしまうからです。つまり、基準ができてしまうということですね。そうなってしまうと、クライアントと自分との関係がギクシャクしてしまいwin-winの関係ではなくなることで、結果的に取引がなくなってしまうかもしれません。

目先の売上を追わない

仕事はお互いにプライドを持って、それぞれが認め合わなければ長くは続きません。フリーランスが多いWEB制作やイラスト制作、原稿作成などの仕事は仕入れがないので自分の作業コスト以外の出費がありませんよね。ちょっと長く働けばよいかと妥協して請けてしまう人も少なくないのではないでしょうか。でも、そういう請け方をしているといつまでも満足する単価で仕事を得られなくなりますよ。仕事を断ったらクライアントとの関係が悪くなると心配するでしょうが、相手の要求が相場とずれているのであれば、他の人だって請けてくれないでしょうから困るのはクライアントなのです。でも、断るときはきちんとした根拠を出して説明することが大切ですよ。

高いクオリティが前提条件

単価を下げるくらいなら仕事を断るべきですが、それはきちんとしたクオリティの仕事を提供できるのが大前提です。また、納期を守れる、作業スピードが遅すぎないなど、基本的な条件を満たしていることも重要です。もし、最低限のレベルに達していないのであれば、そもそも単価を下げても仕事はもらえませんよ。自分が納得する単価で受注したいのであれば、仕事のクオリティを上げる努力を日々怠ってはいけません。そうしたことが信頼となって今後に生かされます。クライアントに自分が提供する仕事のレベルを認めてもらわなければ難しいでしょう。フリーランスは提供できる仕事のレベルと単価が比例しています。また、それこそがフリーランスの醍醐味ともいえるのではないでしょうか。